2024.03.02
あさひ
今回は、2月の月刊絵本「ばけタクシー」をテーマに遊びが広がっていく様子をご紹介します。この絵本は、タヌキが化けてタクシーになり、人間をだまそうと試行錯誤する物語です。
子どもたちが登園してくる前に、タクシーをイメージして、積み木、棚や椅子を準備しました。
登園して来ると「えー!何これー?」と興味を持ち始める子どもたち。保育者が周りに積み木を積み上げていくと、子どもたちも一緒に作り始めました。周りの積み木に高さが出てくると、さっそく車に見立てて遊び始めました。
外遊びができる時間になると、ほとんどの子どもたちは園庭へかけ出し、保育室は子どもの人数が少なくなります。この間に保育者が、タクシーの前の方にタヌキを作っておきました。
外から戻ってくると、「ばけタクシーみたい!」と次々に集まってくるあさひ組の子どもたち。
タヌキになりきり、絵本に出てくるセリフを真似して笑い合っているお子さんもいれば、積み木をチケットに見立てて「タクシーごっこ」を始めるお子さんもいました。運転手は「目的地が分からない時には、ナビを見るよ」と、なかなか現実的なことを口にしていました。絵本のファンタジーとリアルなお仕事が混ざった遊びになりました。
タクシーの近くでは、絵本に出てくる「ふもとの村のまち」を作り始めました。「ここはキッチンで、寝れるようにもしたいね」と間取りにもこだわっていました。
2月は「数のお仕事」も始めました。
モンテッソーリの教具を使って、0~9999までの「数詞」(読み方)、「数字」、「数量」を10進法で学んでいきます。
保育者と一緒に、カードの数字を読み上げ、指定した数字の数と同じ分だけビーズを取っていきます。
その後は自分でプリントを見ながら、ビーズをとって数字を読んでいきます。保育者に丸をもらうと「小学校みたいだね」と話していました。