2024.09.04
私たちの園では、わらべうたを取り入れています。
この写真は、「ちょちちょちあわわ」の様子です。
わらべうたは、音域が狭く子どもにとってうたいやすい、短いものから長いものまで発達に合わせ選曲できる、
伴奏が無くてもうたえる、繰り返しうたう楽しさを感じたり、相手の声を聞くことにつながったりするなど
様々な長所があります。
同じ曲を、何度も何度も満足するまで繰り返しうたうと、次の遊びに向かっていきます。
見ていたお子さんが、「あわわわ」の真似していました。
聞いたことある! 知ってる!ということが、やってみたいという気持ちにつながっています。
こちらは、「いっぽんばしこちょこちょ」です。
最後の「こちょこちょ」の所では、くすぐられるとわかっていますから、期待して待つ姿が見られます。
お子さんが笑う姿に保育士も笑顔で応えます。
待っていたお子さん。ようやく自分の番になって、この笑顔です。1対1でゆったりと関わることのできる
わらべうたの時間を、私たちは大切にしています。
話は変わって、遊びの様子です。
指先を使った遊びにも様々あり、このお子さんはペットボトルにゴムをかけています。
ゴムを広げるとボトルが倒れそうになるので、バランスを取りながら真剣にかけています。
入れたり出したりする素材も様々な物があり、こちらのお子さんは花はじきを容器に入れています。
入った瞬間に音がすることも楽しいようです。
短く切ったホースを穴の中に入れています。ホースの直径と同じくらいのサイズの穴に入れるのは難しく、
指でつまむだけでなく、他の指を支えにするなどして工夫しています。
何度も繰り返し遊ぶうちに、どうしたら入るのかがわかっていきます。
キーハウスの扉を開けて、中に入っている動物に気づき、指で触ろうとしています。
はいはいから、つかまり立ちをし始めるなど、幅広い発達のお子さんにとって、目線より少し高い位置にある
扉は、「なんだろう!」「届きそう!」と開けてみたいという気持ちを引き出し、それが立ち上がろう、
手を伸ばそうという動機にもつながります。