分園しずく・そら

2025.01.31

日々の生活や遊びの中で、子どもたちは様々な事象に触れ、思ったことや感じたことを、自分の身体や言葉で表現しています。

子どもたちの表情や身体の動きに注目してご覧ください。

降ってくる雪に手をのばし、つかもうとしている姿です。つかめそうでつかめない雪を、走って追いかけたり、触れようとジャンプしたり。

手洗いの時には、雪に触れて冷えた手を、いつもより長い時間ぬるま湯で洗っていました。

遊びや経験から、「○○したら~になる。」という因果関係を学んでいます。

写真のお子さんは顔に雪が付くと「つめたい~!」と全身に力をこめて言っていました。

三輪車のハンドルもいつもよりぎゅっと力強くにぎっています。

雪や寒さに対する子どもたちの反応もさまざまでした。

積木を自分の身長よりも高く積み上げ、自分の家を構成中です。

高くなっていくにつれて、倒れないようにゆっくり慎重に積み木を重ねていました。

大きく揺れた際には、「ストップ」と積み木に手をかざし、倒れないで欲しいという思いを込めているようでした。

床に厚手のタオルを敷き、その上で人形のこころさんと横になっています。

からだに布団をかける時には「さむいね」と声をかけ、隣でささやくようにお気に入りの歌をうたい、お腹をさすりながら寝かしつけをしていました。

自分がしてもらったことを遊びの中で再現しているので、保育室は、子どもたちの馴染みのある道具などを用意し、生活に近い環境を整えています。

最近は、「わたしがデニムさんの担当!」と、遊びのお世話でも、育児担当制になっています。

スプーンで口に運ぶ時には息をふきかけて冷ます姿も見られ、「おなかいっぱいになったかな」「のどかわいていないかな」とデニムさん(くまの人形)を気にかけていました。

写真のシーンは、デニムさんが食べてくれて「やったね、食べられたね」と話しているところです。

お正月メニューの日。当園では、日本の伝統や文化も大事にしたいという思いから、行事食を設けています。

行事の意味や食材に込められている思いにも興味が持てるよう関わっています。

お赤飯を見て「なんであかいの」と不思議がる姿や、様々な角度から観察してから口に運ぶ姿が見られていました。

完食することが目的ではなく、いろいろな食材に関心を持ちながら、温かな雰囲気の中での食事を大切にしています。

 

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