あさひ組

2023.12.26

あさひ

12月に入ると、「もうちょっとでクリスマスだね」「おうちでツリーかざったよ!」「プレゼント、なにをおねがいした?」など、クリスマスが待ち遠しそうな会話があちこちから聞こえました。

ある日、保育者が積み木コーナーに円卓を準備して、カプラ(積み木)を積み始めると、「なにつくってるの?」「ツリーでしょ?」と子どもたちが集まってきました。

写真のようにギザギザに積み木を積みながら、クリスマス・ツリーだけでなく「ライオンの顔みたい」「お花じゃない?」など思い思いに連想して作っていました。そのうちに「ツリーを作りたい!」という話にまとまり、どんどん積み上げていきます。

クリスマス・ツリーの形ができあがってくると、「おほしさま、どうしよう」「かざりつけしたい」という声が出てきました。そこで、フェルトや折り紙、段ボールなど、飾りを作る材料を準備して製作スペースも作りました。

積み上がったカプラのツリーに、製作コーナーで作ったものを次々と飾っていきます。たくさん飾りつけ、できあがったツリーがこちらの写真です。

あさひ組のお集まりで発表会のことを振り返っていたところ、「またやりたい!」「にじ組もやまびこ組もすごかった!」といった意見や感想が子どもたちから出てきました。保育者が「にじ組とあさひ組でお話を交換してみようか?」と提案すると、「やってみたい!」。にじ組の担任と相談して、それぞれのお集まりの時間に取り入れることにしました。

こちらは、あさひ組の演目だった『ライオンのひみつ』をにじ組に教えているところです。小道具をにじ組に渡すと自分たちの分が足りないと気付きました。保育者が小道具を準備しようとすると、1人が「わたし、なくてもだいじょうぶだよ」と、そのまま踊り始めました。にじ組で誰かが困っていると、すぐに声をかけてもいました。そんな姿にも、あさひ組の子どもたちの成長を感じました。

こちらでは、にじ組の演目『むかしむかしとらとねこは…』をあさひ組が教えてもらっています。途中から、出番ではない子どもたちもまわりで一緒に踊り始めました。その後、演目交換の時に、教えあった役同士の子どもたちで遊ぶ姿も見られ、2つのクラスのつながりが深まったようです。

他にも、遊びの様子をご紹介します。

この子どもたちは美容室ごっこをしています。「どんな髪型にしますか?」「お化粧はしますか?」「はい、お願いします」と、会話のやりとりも少しかしこまった感じで、大人の雰囲気でした。

こちらでは、ハンバーガー屋さんごっこをしています。後ろがカプラで仕切られていて、食べるスペースになっていると教えてくれました。お客さんがいない時には注文を聞きに回り、デリバリーもしていました。保育者も驚いた本格的なハンバーガー屋さんです。

ところが、「ハンバーガーを1つください」と注文しても、年下の店員さんが動いてくれないようです。ゆっくり伝えてみましたが、うまくいきません。すると、お客さんでありながら「これがお金だよ。レジに入れるんだよ」と教えてあげていました。異年齢で遊ぶことで、相手に伝わっていないと気づいたら説明を増やしたり、言葉を選んだりする習慣がついているようです。

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