2024.08.01
保育室のレイアウトは年間を通して大きくは変わりませんが、棚の遊具は、子どもたちの興味関心や発達に合わせて入れ替えています。
今月も、子どもたたちがどんな風に遊んでいるか、ご紹介します。
ハイハイも日に日に速くなり、ワニの引き遊具を追いかけています。
ずり這いやハイハイの動きは、体幹を鍛えるためには必要で、子どもたちは遊具などの道具を使って、身体の使い方を覚えていきます。
大きなクッションで少し段差を作ったり、目より高い位置に遊具を設置したりと、子どもたちが自ら身体を動かせる環境作りをしています。
この小さい扉を開けると写真が見れる仕掛けになっており、扉は様々な鍵で閉まっていて、開けるには指先のこまかい動きが必要です。
写真は、子どもたちの興味関心によって車や虫、果物など、定期的に変えています。
子どもたちは鍵の形を確かめながら、開けようと試行錯誤。
手は第2の脳とも言われており、指先を含め手をたくさん使うことは、乳児期にとても大切なことです。
円柱の積み木を、穴にはめ込んでいます。
これは目と手の協応の発達で、手で操作するときに、目で見て確認しながら、手を操作しています。
子どもたちは遊びの中で、このような動作を何度も反復しながら、身体を発達させていきます。
担当保育士がお子さんと1対1で、絵本を読み聞かせしている様子です。
これは子どもたちの発達や季節に合わせた絵本で、保護者の方に毎月購入していただいているものです。(月刊絵本)
毎日読んでいると、「今日は指を指していた」、「このページになると高い声を出す」など、子どもたちの楽しみ方の傾向や反応の違いが分かります。
絵本の時間でも心地よさを感じてもらえるよう、声のトーンや読むスピードなど、保育士もお子さんに合わせて工夫しています。
ふたば組(0歳児クラス)は基本、お子さんの生活リズムに合わせた1対1の食事です。お子さんの身体発達に合わせ、保育士の膝の上やイスで食事をします。
ミルクから離乳食への移行、手づかみが始まる、すすり飲みができるなど、食事の中でも発達が感じられます。
お子さん一人ひとりの咀嚼や嚥下(噛み方や飲み込み方)のペースを大事にしながら、食欲だけでなく、心も満たされるように関わっています。