2024.09.12
保育室には、子どもの好きなもの、興味・関心のあるものをモチーフとした遊具を置くことで、
「やってみたい」と手に取れるようにしています。
こちらはぶどうの果実をボタンで取り外しができるようになっている布絵本です。
初めはフェルトの果実を引っ張るようにして外そうとしていましたが、
思うように外れずもどかしさを表していました。
次の日、またその次の日…と何度も繰り返していくうちに、ボタンホールから外す方法を発見すると、
「できた!」と嬉しそうに話していました。
ドミノの下についているボールを引っ張って立ち上げているところです。
最後の1つを立てようとした時に、隣のドミノにあたって倒れることが何度か続いていました。
「あぁぁ~」と肩を落として悲しげな表情を浮かべていましたが、気持ちを切り替えて再挑戦していました。
キッチンコーナーにはさまざまな形のお菓子の空き箱や空き缶を置いており、入れる、出すの容器として
遊びに使用しています。
大きな箱いっぱいに花はじきやチェーンを入れると、その箱をバッグに入れようしています。
しばらく試した後で、バッグに入らないとわかると、もう一回り大きなバッグを持ってきました。
遊びを通して、大きい、小さい、長い、短いといったものの性質を学んでいきます。
保育園で飼っている小さいカメ、「けんちゃん」の背中に、そっとタッチしています。
「ごはんたべたかな?」「あ、ウンチしているよ」と様子を気にかけたり、「こっちにきたね」と
一つひとつの動きに注目したりするなど、子どもたちにとってとても身近な存在になっていることが
感じられます。
おやつ後に保育者が連絡帳の仕上げをしていると、おもちゃの連絡帳とペンを持ってきました。
「んー、えっとね…」と時々ペンを止めて考えながら書く姿に、普段の私たちの様子をよく見ている事が
わかりました。子どもの観察力には驚くことがたくさんあります!
「これからおでかけいくの。くるまでぶーんていくの」と笑顔で車に乗り込むお子さん。
遊具でハンドルを作り「いってきまーす!」と出発です。
「○○ちゃんもいっしょにいこう」と誘うやりとりも見られました。
「しゅーしゅー ひをけします。しゅつどうだ!」と消防士になって消火中です。
手づくり遊具の「スナップ棒」をホースに、帽子はヘルメットと消防士の特徴をよくとらえていることが伝わってきます。
そら組のお子さんは、お母さんや保育士、行ったことのあるお店の店員さんなど自分以外の何かになりきる
「ごっこ遊び」が多く見られるようになってきました。