2024.12.11
やまびこ
子どもたちの様子を見ていると、会話の中で「ぼくは〇〇を3個持ってる」や「先生、お家に何人いるの?私は4人」など数について話すことが増えてきました。そこで、お集まりの中で「数字が書かれているものは何があるのか」を子どもたちと考えてみました。「くるまについてる番号(ナンバープレート)」や「ポケモンのカード」など、生活の中で何気なく目にしているものの中で、数字が書かれているものを思い出して答えていました。
写真は、ピラミッドメソッドのコンパラントという教具を使い、数字が書かれている四角のプレートの下に、その数字と同じ個数のパーツを並べているところです。
まず数字を口に出して読んでみます。それができたら、数字の下に、その数字と同じ個数のパーツを並べます。視覚的に数字の概念がわかるようになります。
パーツを並べた後は、見て、聞いて、数えて、子どもたちは数を覚えていきます。生活の中で数字がわかるようになると、お店屋さんごっこやゲーム等で数を使った遊びにつながっていきます。
こちらのお子さんは、自分で積んだ家を下から一つひとつ指をさしながら数えています。
話は変わり、自由遊びの様子です。
リグノという立方体の中心が、円柱にくりぬかれている積み木を積んでいるところです。高く積んだ時に、写真のようにぐらっと揺れたのですが、倒れずに持ちこたえました。「倒れなかったね。」と声をかけたら、「だって、間に短いの入れたんだもん!」と得意気でした。
リグノには、くりぬいた穴にぴったりはまる円柱のパーツがあり、そのパーツには長い物と短い物があります。立方体の中に、短い円柱を入れてから長い円柱を入れた後で、立方体を重ねるとうまくひっかかって倒れにくくなります。自分たちで、どうすれば倒れずに積むことができるか考え、工夫して遊ぶようになってきました。
遊びの中で、こっちの方が長い、短いということも学んでいます。