2025.02.10
本園しずく・そら②
保育室では人形も②クラスの一員として過ごしています。
人形にはそれぞれ名前があります。しずく組(1歳児)のお子さんも人形の顔と名前が一致するようになり、名前を呼んでお世話をしています。
こちらのお子さんは作った食べ物を1口ずつすくって「ショコさん、あーん」と食べさせてあげています。
食べ物を口に運ぶときに自身の口を大きく開けたり、モグモグと口を動かしたりしていました。
いつもはブレスレットやネックレスを腕、首、足、お腹など全身に身につけているお子さん。
この日は、大人の手の平に乗る大きさの人形にブレスレットをつけていました。
頭の部分でブレスレットがひっかかると、手指の動きを変えながら、つけられるまで何度も挑戦していました。
1つつけられると、2つ、3つと重ねるようにつけていました。
具材や素材をいっぱい集めたい、集めることで満足したい、というこの時期に合わせて、保育室の具材や素材はカゴいっぱいに用意しています。
そのいっぱい集めることを繰り返していく中で、「同じ」という共通点を見つけたお子さん。
黄緑色の素材を3種類集め、重ねていました。
視野がどんどん広がってくる時期なので、「同じ色だね、よく気づいたね」と子どもの姿を言語化するかかわりを大切にしています。
こちらのお子さんは、洗濯ばさみの形の玩具を2つ繋げて、棚のネジ部分に当てると左右に回していました。
「何をしているの?」と聞くと、「カギしめてるの」と言っていました。
ネジの部分全てに鍵を閉める仕草をすると、「これでよし!いってきまーす」と言っておでかけに出発です。
マグネットがついている四角い枠の玩具を使いカメラを作ると、「いま しゃしんとってるの」と保育室のあちこちにカメラを向けていました。
この写真の時は「みずのなかをみているの」と話していました。
カメラを覗くだけでなく、「パシャ、パシャ」とシャッターをきる音も再現していました。
こちらのお子さんは、「アイスクリームやさんするの」とコップに色とりどりの花はじきを入れて、アイスを作っていました。
「あ~いそがしい!」と小走りになりながら急いでたくさんのアイスクリームを作っていました。
写真は、「いらっしゃいませー。アイスクリームやさんですよ」とお客さんを呼び込み、お会計をしている様子です。
これまでは物のやりとりだけでしたが、最近は玩具をお金に見立てて渡す、受け取るといったやりとりをすることもあります。
店員さん、お客さんそれぞれの役に分かれて他者と関わる経験を重ねています。