本園しずく・そら②組

2025.04.07

本園しずく・そら②

いつもの遊び道具で子どもたちが新しいことを始める様子を、いくつかお伝えします。亀の甲羅のように見えますが、もともとは天地さかさまにして座る道具です(バランス力を育てます)。このように置いて、上に乗ったり立ったりしても安全。このお子さんも何度か登っていたのですが、何かを思いついたようで、棚から車を持ってくると、斜面を「シュー」と滑らせ始めました。

滑らせるたびに車がどちらに向かうのか、どこで止まるかを最後まで観察して、「あっちいっちゃったね」と保育者に伝えていました。方向や距離を真剣に考えて滑らせているように見えました。

 

こちらのお子さんは、トレイの形に沿って細長いお手玉を並べていました。並べていく中ですき間ができると、指先で微調整しながら並べ直します。すき間を作らずに、ぴったり並べるにはどうすればいいか、考えているようです。「みて、グルグルみたい~」と腕を回しながら、並べたお手玉の形を表現していました。

こちらのお子さんは、ウレタンの積み木をベッドに見立てて、「ねんねー、ねんねー」と人形のおなかあたりにそっと触れ、寝かしつけています。四角い布は布団のようです。「ごっこ遊び」は、おとなが自分たちにしていることを客観的に見て、覚え、再現しているものです。こうした力が育つとともに、自分が思ったように人形を並べる、おなかの場所にぴったり布を置くといった機能も育っています。

 

異年齢の子どもたちで過ごす中、年上の子どもの姿が刺激になることもたくさんあります。そら組(2歳児)の子どもたちがメモリーカードという神経衰弱ができるカードで遊ぶ様子を見て、「メメカードやりたい」と話していたしずく組(1歳児)のお子さん。初めは6組ぐらいから始め、保育者と1対1でゲームをしました。「同じ」という概念もわかり始め、「アイス、いっしょ」など話しながらカードをめくっていました。

そら組(2歳)の子どもたちは、進級に向け、3歳以上児クラスへプチ体験として遊びに行ったり、やまびこ組(3歳)のお集まりに参加したりしました。写真は、プチ体験の様子です。

遊びを観察して、こうするのかな?と積み方を真似したり、「これはなに?」と見慣れない玩具を手に取ってみたり、「こっちにかいだんあるよ!○○ちゃんもおいで」と他のお子さんを誘ったり。

また、進級説明会後には「すみっコぐらしのリュックかったんだ。いじょうじさんになったらつかうの」と話すお子さんもいて、進級に期待を膨らませているようでした。

 

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